本マニュアルでは、DNS CAA レコード設定についてご案内しています。
CAA(Certification Authority Authorization) レコードとは
CAAレコード設定の概要
SSLサーバー証明書を第三者が勝手に発行することを防止する仕組みです。
認証局(CA)はSSLサーバー証明書を発行する際にDNSを確認し、ドメイン所有者がその認証局にSSLサーバー証明書の発行を許可しているかどうかをチェックします。
この設定はユーザの任意とされているため、設定しなくてもSSLサーバー証明書の発行に支障はありません。
CAAレコード設定の仕様
ドメイン所有者はDNSの設定画面からCAAレコードに値を設定します。設定する値は例1・例2をご確認ください。
認証局はSSLサーバー証明書を発行する際にDNSのCAAレコードを参照し、自分の認証局のコモンネームが設定されているか、空の場合に証明書を発行することができます。
他社の認証局のコモンネームが設定されている場合は証明書を発行できません。
CAAレコードはサブドメイン、ルートドメイン(ネイキッドドメイン or ゾーンアペックス)単位で設定できますが、サブドメインにCAAレコードを設定していなくてもルートドメインに設定されている場合、証明書の発行を制限できます。
例1
test.example.comにCAAレコードを設定して今の認証局のみに証明書発行を制限している場合、別の認証局ではtest.example.comの証明書は発行できませんが、example.comの証明書は発行可能です。
例2
example.comにCAAレコードを設定して今の認証局のみに証明書発行を制限している場合、別の認証局ではexample.comの証明書の発行はできません。
また、test.example.comの証明書も発行できません。
CAAレコードの設定値
| 種類 | 設定例 |
|---|---|
| 通常のSSLサーバー証明書の発行許可 |
0 issue “letsencrypt.org” ※letsencrypt.org には、ご利用の下記認証局のコモンネームを入力してください。 |
| ワイルドカード証明書の発行許可 |
0 issuewild “jprs.jp” ※jprs.jp には、ご利用の下記認証局のコモンネームを入力してください。 |
| 無効な発行リクエストの報告先 |
0 iodef “test@example.com” ※” “内には、通知先のURLまたはメールアドレスを入力してください。 |
各認証局のコモンネーム
| ゲヒルン | usertrust.com |
|---|---|
| デジサート/ジオトラスト/ラピッドSSL | digicert.com |
| サイバートラスト | cybertrust.ne.jp |
| JPRS |
jprs.jp
※「JPRSドメイン認証型RS(自動更新)」の場合 |
| GMOグローバルサイン | globalsign.com |
| セコムトラストシステムズ | secomtrust.net |
| Let’s Encrypt | letsencrypt.org |
※さくらのレンタルサーバ 無料SSL機能をお使いの場合は、Let’s Encryptを設定してください。
CAAレコード設定の必要性
CAAレコードの設定は必須ではありません。そのため、ドメインにCAAレコードが設定されていない場合でもSSLサーバー証明書は正常に発行されます。
CAAレコードにコモンネームが設定されていて、そのコモンネームが発行しようとしている認証局と異なる場合のみ、発行ができなくなります。
CAAレコードの設定方法
さくらインターネットでドメインを取得している場合、以下の手順でCAAレコードを設定できます。
会員メニューにログイン
会員メニュー にログインします。
| 会員ID |
お客様の会員ID(例:nnn12345) ※ご不明の場合は、「会員IDが分からない場合の確認・照会」をご確認ください。 |
|---|---|
| パスワード |
会員メニューパスワード
※申込時に、お客様にて決めていただいた任意のパスワードです。 |
ドメインコントロールパネルへ移動
1画面左側の契約情報から[契約中のドメイン一覧]をクリックします。
2契約中のドメイン一覧が表示されます。[ドメインコントロールパネル]をクリックします。
ネームサーバー情報の変更
1該当ドメインの[ゾーン]をクリックします。
2[編集]をクリックします。
3レコード追加の欄を確認します。
タイプのプルダウンから[認証局認証(CAA)]を選択し、・データに[発行を許可する[認証局(※)]]を入力して[追加]をクリックします。
※データに入力する設定値については、CAAレコードの設定値をご参考ください。
| エントリー名 | @ |
|---|---|
| タイプ | 認証局認証(CAA) |
| データ | 発行を許可する[認証局(※)] |
4[保存]をクリックします。
5設定した値を確認します。
- 発行を許可したい認証局のコモンネームを入力してください。
- CAAレコードの設定は任意となります。入力していなくてもSSL証明書は発行されます。
- ネームサーバー情報を変更すると、変更された情報がインターネット上に反映されるまで、数時間ほど必要です。